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中国ビジネスマナー入門 2010 その39 命より大切な面子を潰さない May 20, 2017 (Sat)

2010/10 初掲載

中国人の面子を潰してわざわざトラブルを招くのは避けたいものです。基本的には、相手の面目を失わせるようなことを避ければいいわけですが、知らず知らずのうちに面子を潰していたら・・・。では、日本人が踏みがちな地雷とは?

  1. 理由はどうあれ、中国人を人前で叱責すること。 本人がいる前で、第三者に対して本人を腐すような発言をすること
    • 人前で上司が部下を叱責することは、日本の会社ではごく当たり前ですが、中国人にとっては最大の恥辱です。個人対個人でも気をつけましょう
    • 叱責するときは、1対1&別室で。逆に、第三者の前では、社員やこちら側の人間を誉めて誉めすぎることはありません
  2. 食事に招待しながら、相応のグレードのお店にしないこと、あるいは十分に注文をしないこと
    • 招待された中国人は、その皿の数で自分への評価を計ります。「しけてる」ことは「尊重されていない」「バカにされている」ことと同じです
  3. 食事をともにした中国人が払う気満々なのに、割り勘を提案したりなど、気持ちよく接待を受けないこと
    • その中国人に「お金がない」の烙印を押したも同然かもしれません
  4. 接待されたお返しとして、つり合わないほど高級な店に招待すること
  5. 中国の国家、民族、個人について、「貧乏」「遅れている」と劣等感を抱かせる話題を持ち出すこと
    • 日本人の給与の額がわかると、(貨幣価値の関係で相対的に)数倍お金持ちであることが、中国人を傷つけます。そんなときは、日本人の給与が3倍でも、物価も3倍であることを示してフォロー

つづく