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中国ビジネス事情 Category Archives


両替は1時間覚悟で 中国の銀行(私人業務編)

窓口にはガラスの仕切り@北京の中国銀行

銀行窓口は、お役所仕事と同じくらい遅い 中国の銀行は、どこも「公司業務」と「私人(個人)業務」に分かれています。目的に応じて番号札を取るのは日本と同じです。そして、天井までのついたてで仕切られているのは私人業務も公司業務と同様です。中国人が大声で窓口に文句言っている光景も。 中国銀行の営業時間は午前9時から午後5時、公司業務は12時から1時がお昼休みになります。また、私人業務は土曜日も同じ時間帯で営業しています。営業時間だけ見ますと、日本より …


銀行業務制覇は中国制覇に通ず? 中国の銀行(公司業務編)

三菱東京UFJ銀行(中国)有限公司 北京支店

中国では、会社設立登記も外資の口座開設も許認可制です。日本では、資本金を振込んでから会社登記手続という手順になりますが、中国では逆です。設立登記時には「登録資本○○万元」と表記されるだけで、実際にはまだ振り込まれていません。外資では、登記が完了し、外貨管理局の許可が出て、さらに銀行の口座開設許可が出た後に資本金を国外から送金します。実際に振り込まれた額を「実収資本」と呼び、営業許可証には「登録資本」「実収資本」の双方が記載されています。 中国で …


中国の企業会計はおこづかい帳レベル? 中小企業の中国子会社の悩み その2

会計事務所事務室@北京双井

発票がすべての中国会計 日本ではレシートも証憑になりますが、中国では不可です。そして、なぜ小さなお店(や大家、会計事務所まで!)がファーピアオを出し渋るかと言いますと、発行すると収益が補足され税金がかかるからです。 とはいえ、こういうお店でも、「収据」「収条」といったレシートまたは手書きの受領証は出してくれるところも多数です。そして、これらは、地道にがんばれば、後でファーピアオにしてもらえることも多いのです。たとえば、合計100元以上になった …


中国の企業会計はおこづかい帳レベル? 中小企業の中国子会社の悩み その1

税務申告書と監査報告書@北京現地法人

「若」の切実な悩み 中小企業の中国進出でよくあるのが、現地法人・工場設立後、本社次期社長である御曹司(通称「若」)が定期的に出向いて現地法人を管理・チェックするという体制です。「若」は大概、現地従業員との中国語でのコミュニケーションは不可、よって日本語要員に多大な権限を与えがちです。こういった、普段は中国人に経営を任せているというパターンの会社にありがちな問題の一つが人事労務関係、もう一つが経理です。そして、厄介なことに、両者はたいてい連動して …


めざせ老板!工商局はきょうも人民で大賑わい 「チャイニーズ・ドリーム」

北京工商局朝陽分局庁舎

「チャイニーズ・ドリーム -大衆資本主義が世界を変える」(丸川知雄著: ちくま新書)。 新聞の紹介文によりますと、中国経済を専門とする東大教授の著者は、中国経済のダイナミズムを生み出す真の主体、成長の原動力は民間企業だと主張、大衆がわずかな資本で次々に会社を創業し、資本家にのし上がる状況を「大衆資本主義」と定義。現況を「多産多死」と指摘し、中国大衆資本主義の将来を楽観視はしていないものの、一方で、日本は、中国との取引を避けると、中国経済の最も躍 …


タクシー楽しむなら助手席で! 北京タクシー事情

タクシー(色)は3種類@北京

北京でよく見かけるタクシー(会社)は3種類です。グリーンとベージュのツートン、ネイビーとベージュのツートン、エンジとベージュのツートンです。 中国ではタクシーは普通に乗車拒否する 中国でタクシーを拾うときに気をつけることは、三つ。まず、大都市であってもタクシーがつかまるとは限りません。雨の日や夕方は、何十台通っても乗車中のときがあります。 次に、いま走っている車線と逆方向にはなかなか行ってくれないということです。たとえば、西に向かいたいとき …