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中国ビジネスマナー入門 2010 その27 結婚式もカジュアルで May 7, 2017 (Sun)

2010/10 初掲載

結婚式に招かれたら、服装のマナーが気になりますが、まず日本の常識は捨ててください。日本の結婚式と同じ感覚で行ったら、白い目で見られる場合もあるかもしれません。

仕事でもカジュアルな服装が当たり前の中国では、結婚式でも、信じられないぐらいカジュアルです。ですから、正装はまず不要です。逆に、主人公である新郎新婦よりよい格好をしてはいけないのです。

実際、中国人列席者の中には、完全に普段着のままの人もたくさんいます。冬場であればセーターとか。それではいくらなんでも・・・という人もいるでしょう。では、いったいどういう格好が目安なのかといいますと、街に買物に行くスタイルと考えれば、まず間違いありません。パンツスタイルも、もちろんOKです。中国人女性は、バッグも小さなパーティーバッグではなく、ふつうの大きさのバッグです。

男性の場合は、どうしてもスーツになりがちですが、NGというわけではありません。ただ、中国人的には、新郎以外にスーツを着用するのは、新郎新婦の父もしくは、仲人だけだそうです。新郎新婦の両親でさえ普段着ということもあります。

また、なにを着るか以上に気をつけなければいけないのが、男女共に色です。白一色、黒一色、黒×白、赤一色、赤×白は避けましょう。白と赤は花嫁さんの着る色です。黒やモノトーン、紅白は縁起が悪くなります。いまはだいぶゆるやかになっているようですが、避けたほうが無難です。

立場や土地柄、会場のランク、列席者の顔ぶれや雰囲気に合わせて、スーツやパーティ用のワンピースにするか、少しだけおしゃれするか、というところですが、着飾りすぎて目立ってしまってはいけませんし、日本からのお客があんまりしけているのも相手の面子を潰してしまうかもしれませんし、それについては、招待側に相談してみるのがベストです。

つづく