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中国ビジネスマナー入門 2007 その15 マナーより大切なもの February 23, 2017 (Thu)

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2007/03 初掲載

おみやげのタブーはなに?名刺交換や握手のやり方は?宴会ではどうしたいいの?言葉が伝わらなかったら?・・・などなど、中国とつき合うに当たっての気がかりは尽きないかもしれません。けれども、マナーという形式にとらわれ過ぎて、がんじがらめになり、失敗を恐れてばかりいては、中国と関わる楽しみが半減してしまうこともまた事実です。

避けなければならないタブーというものはいくつかあるかもしれません。けれども、中国は、決してマナーにうるさい国ではなく、むしろ大らかであるとさえ言えます。たとえ失礼があっても、心をもって通じる国です。ですから、もっと気楽に構えていいのです。

例えば、宴会の席で、「私はまだ中国に慣れていませんので、失礼や失敗もあるかもしれません。けれども、私の中国が好きという気持ちは本物です」というように、最初にストレートに伝えてしまうこともアリだと思います。中国語に自信のない場合は、紙に書いたメッセージを、一生懸命読むだけでも好感が持たれると思います。

どこの国の人でも、外国人がこちらの言葉を一生懸命話そうとすることを快く思わない人はないのではないでしょうか。

失敗をしてしまったら、謝ればいいのです。私たちは、あくまでも外国人なのです。中国人と同じように中国をわかっていなくて当たり前なのです。よい意味での開き直りも、ときには必要です。

マナーは心に根ざすものですから、国が違ってもベースは同じです。また、マナーには、これだけが正しい、あるいはこれがオールマイティというものがあるわけではなく、相手の反応を見ながら、失敗をしながら、中国人に確認しながら、たくさんの実践を通して、自分だけのオリジナル・スタンダードを、時間をかけて作り上げていくものだと思います。TPOに応じてよりふさわしいもの、より生き生きとしたものにしていくのは、その人の感性と知性、個性です。

そして、ビジネスにおいてもマナーがすべてではありません。もっと大切なものは、その人の心そのものにあります。言葉や文化が違っても、真心や心からの笑顔は伝わりますし、お互いに、相手の内面や人間としての根っこを察することができるものなのです。ですから、たとえマナーで失敗したと思っても、あなたの気持ち次第でいくらでもカバーすることができます。

あなたの心をあなたの言葉とやり方で一生懸命に伝えることこそが、マナーです。そして、中国は、それが十分通じる懐の深い国です。あまり難しく考える必要はありません。等身大の自分でいいのです。また、なにせ、4千年の歴史を持つ国、そして商人の国ですから。付け焼刃はきかず、これまでの自分のすべてを見抜かれてしまうのが中国です。ですから、気負うことも、自分を大きく見せようと無理することも無駄です。当たって砕けてみてください。

失敗を含めて関わることそのものを楽しむ、それが中国とのつき合い方です。

つづく

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