BUSINESS
KNOW-HOW
海外でビジネスする
中国で仕事する
戦う日本人企業家のための
勇気百倍・元気の出るWEBLOG
2007/03 初掲載
自分自身が言葉ができることもしくは通訳要員のいること、商習慣を心得ていること、有力な人物との人脈のあること、あるいは投資するお金のあることが、即、中国ビジネスにつながるわけではありません。それらは、あくまでも条件のひとつです。表面をいくら整えても、なかなか成功はできないでしょう。中国は、そんなにたやすい国ではありません。基本的に、日本人の手には負えない国です。中国ビジネスは、もっと泥臭い、人間対人間の勝負なのです。
では、中国ビジネスにおいて、もっと大切なこととは何でしょうか。それは、中国・中国人との橋渡しをしてくれる中国人協力者がいるかどうか、自分の頭脳となり味方となる参謀がいるかどうかです。また、習慣やマナー、あるいは言葉には自信がなくても、善良かつ真摯な姿勢で中国・中国人と向き合えること、言葉や文化を超えて相手の能力や人間性を評価し、尊重できることです。
中国ビジネスにおいては、日中双方の信頼関係に基づいた能力のコラボが欠かせないと思います。知性と人間性、知恵と工夫の総結集です。これが高い次元で実現されたとき、きっと、成功もついてくるのだと思いますし、中国ビジネスとは、まさにそれを求め、築き、育てていく過程そのものです。特別なものが必要なのではなく、本当に基本的なことを、辛抱強く、地道に積み重ねていくことができるかどうかなのです。