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海外でビジネスする
中国で仕事する
戦う日本人企業家のための
勇気百倍・元気の出るWEBLOG
2007/03 初掲載
よく言われるように、中国には基本的にワリカンの習慣がありません。ですから、慣れないうちは戸惑ってしまいますが、割り勘の習慣のない中国において、スマートな支払い方、支払われ方は、そう難しいことではありません。
例えば、こちらが相手の本拠地に訪問すると、たいてい、相手がコーヒー代や食事代を払おうとしますが、これはそのまま受けてしまってかまいません。「私はここに住んでいるのですから」というのがあちらの理由です。ご馳走するということは、あちらの面子でもあり、こちらを立てることでもあり、おもてなしでもあります。そういうときは、「ごちそうさまでした。今度日本へおいでの際は、ぜひ私たちに支払わせてください」と笑顔で言っておけばよいのです。その土地に本拠地を置くほうが支払う、というのは理に適ったやり方といえます。
また、友人でも、ビジネスの相手でも、ある程度の期間滞在して複数回会う場合は、たとえ相手の本拠地であっても、お返しとして、「今回はご馳走させてください」と申し出ることは、かえってスマートでしょう。