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戦う日本人企業家のための
勇気百倍・元気の出るWEBLOG
2008/04 初掲載
中国で幅を利かせている牛乳は、「蒙乳」というネーミングの牛乳です。これは、企業名でもあったかと思います。そして、たしかこの企業は、中国の優良企業です。
「蒙乳」は、真空パックに入った、おそらく1パック350ミリリットルぐらいのもので、とっても濃くて甘くてまったりとした牛乳です。牛乳好きの人にはたまらないおいしさのようです。
ところが、地方都市のホテルでの朝食のバイキングなどでは、牛乳の代わりにスキムミルク(脱脂粉乳)が出されていることがよくあります。
私たちの生活においては、すでに重宝されなくなって久しい牛乳ですが、中国では、牛乳さえも豊かさの象徴なのかもしれません。戦後、日本の児童の栄養不足を救ったのも、給食のスキムミルクであり、全面的に牛乳に切り替えられたのは、昭和40年代に入ってからのことです。
いまや発展の象徴 中国ですが、一方で、政府の指定する貧困地域だけでも500ヶ所、600ヶ所もある国なのだということを、私たちは常に忘れないようにしたいものです。
(追記)2008年に中国で出回っている大手メーカー三社の牛乳にメラミンが混入していたことが明らかになりました。「蒙乳」をごくごく飲んでいたあの人、大丈夫でしょうか?