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勇気百倍・元気の出るWEBLOG

Author Archives: MaO


中国ビジネスマナー入門 その2 奥さんをほめたらダメ!?

イメージ写真(結婚式@紹興)

2000/12 初掲載 日本ではよく、(男性が)「きれいな奥さんですね。」となにげなく相手の奥さんをほめますが、中国ではこれは禁物です。先方の奥さんに気があると思われてしまうからです。もしほめるのなら、「よく気のつく方ですね。」とか「賢い方ですね。」などと言うのがよいでしょう。 …


中国ビジネスマナー入門 その1 失敗しないおみやげ選び

最近は日本の基礎化粧品も

2000/12 初掲載 中国では、おみやげの内容・豪華さは、相手をどのくらい重要視しているかの表れとなります。相手の肩書きによって、いくつかの段階に分けて用意しましょう。 おみやげ選びのタブーは、 中国製 どんなに高級なブランド品であっても、靴下やタオル、ハンカチなどの日用品 置時計と掛時計(発音から縁起が悪いとされている。ちなみに腕時計や懐中時計はOK) 受けのいいおみやげは、 3万円前後…mdプレ …


中国ビジネスマナー入門 プロローグ

名勝酒店の傍のお餅屋さん@北京

この記事は、2000年12月から書き下ろし、加藤麻里子国際法務事務所のサイトに掲載していたものです。同サイトの改訂時にもれていたところ、再掲載のご要望を多数いただきましたので、JiBizのサイトにて再掲載いたします。若干現在と合わない内容も含まれておりますが、根幹のところで中国人との付き合い方はかわっていないと思います。 2017/01/01 記 最近では、日本人が旅行、出張、駐在などで中国へ行く機会がぐんと増えました。いまや中国は、私たちに …


いいかげんなくせにどうでもいいことにはこだわる人民気質 日本の領収書には赤いハンコがなきゃダメのお話

CAのCAの愛想のなさ@B737

ハンコと言えば、最近、もうひとつすったもんだがあったのでした。「赤いハンコ」のお話です。 赤いハンコがないとダメあるヨ とある企業の視察で、珍しく、現地政府から私たちの視察同行費用(航空券代)が出ることになっていました。そう約束されていたので、加藤がネットでCAの航空券を手配し、その後、プリントアウトした日本式領収書を提出したら、「赤いハンコがない!」と騒ぐではありませんか。 「赤いハンコもなにも、提出したものが唯一の領収書であり、それだっ …


いいかげんなくせにどうでもいいことにはこだわる人民気質 中国での日本本社実印の扱いのお話

工商局@北京朝陽区

「サイン」の次は、「法人実印」のお話です。 現地開発区担当者宛に、とあるお客さんの企業名称仮登記申請書一式を送付したときのことです(中国では、会社設立の最初の手続が商号仮登記です)。 そうしましたら、「このハンコは実印ではない。実印を押すよう何度も言ったはずだけど」と感じ悪~いいちゃもんメールが。 ちょうど加藤は中国出張で留守だったため、署名押印に関するやり取りは番頭が行いました。そのハンコ、確かに、小さくて、会社名も入っていません。こんな …


いいかげんなくせにどうでもいいことにはこだわる人民気質 日本人が中国でするサインのお話

銀行窓口@北京中国銀行

ニュースを目にするたびに、中国にはがっかりさせられっぱなしですが、中国がヘンなのは、銀行や役所も同じです。 たとえば。中国では、会社設立してから資本金を払い込むという順序になります。送金後、さらに現地銀行で手続があるのですが、5年半前、ウチの現地法人設立の際、自分の名を当然のことながら「加藤麻里子」(中国語でも日本の漢字と同様です)と書いたワタクシに、銀行担当者がいちゃもんつけます。 こだわるなら本質的なことにこだわって欲しい 「あなた …


カメラが取り持つ日中友好?中国人はカメラ好き・写真好き

登っていいのか@上海人民広場

カメラを持ってブラブラしていれば、ある意味外国人丸出しですが、撮影も仕事の一環ですし(このブログに使います)、仕事の記録にもなりますし、撮ること自体が好きな私にとって、カメラはパスポートとお金の次に大切な旅道具です。 ビズパートナーは、現地を歩いていますと、北京でも外灘でもどこでも、必ずと言っていいほど、「シャッター押して」と中国人にリクエストされます。彼は日本でもよくカメラマンに間違えられますので、そんな雰囲気があるのでしょう。ちなみに、加藤 …


同じ中国語でも上海あたりは四声がありません―北京仕込みの中国語が負けるとき

英語堪能、仕事のできるヴァン@北京建外SOHO

紹興では日本語中国語が北京仕込みに圧勝だった ある日のこと、ウチのりなちゃん(100キロ♂: 番頭またの名を共同経営者)が言います。 「あれだね、中国語上達しないのは、いつもキミにくっついているからだね。たまには、北京に単独出張しようかなぁ」 「うん、そーしなよ。でも、言葉の修行ということなら、北京はハードル高いかもねぇ」 「そーだよね。紹興じゃオレのほうが通じるしね」 ??? 「だってそうじゃん。キミ、いつも紹興で、 …


無料翻訳サイトで機密情報タレ流し 翻訳ソフトもスキルがなければ使いこなせません その2

中関村電脳街@中国北京

日本語から外国語へ翻訳する場合、翻訳ソフトはやめたほうがいいかも 驚いたのは、固有名詞や個別データまで含め、日本語メールをまるごと無料翻訳サイトにぶち込んでいるという「アナタ任せ」具合。機械翻訳に対する利用者の知識のなさ・・・イエ、純情ぶりにびっくり。翻訳ソフトは、単語はそこそこ訳してくれるものの、文の流れごとは期待できない場合がほとんどです。表意文字(漢字)+表音文字(かな・カナ)の日本語と表音文字オンリー言語との自動互換性の限界でしょう。で …


無料翻訳サイトで機密情報タレ流し インターネットはスキルがなければ使いこなせません その1

レノボ@北京中関村

あまりに初歩的なミス、あまりにずさんな管理 2015年2月20日・21日の読売新聞によりますと、被害者(?)は、中央省庁、メガバンク、自動車メーカー、弁護士など。2015年2月20日時点で、少なくとも30件が確認されたとのこと。おまけに、少なくとも2年以上に渡りネット上に公開されていた模様、踏んだり蹴ったり。融資先の経営状況を詳細に流出させたメガバンクなどは、致命的でしょう。タダほど怖いものはない、とはまさにこのことです。 この事件には、二つ …