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無料翻訳サイトで機密情報タレ流し インターネットはスキルがなければ使いこなせません その1 February 25, 2015 (Wed)

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あまりに初歩的なミス、あまりにずさんな管理

2015年2月20日・21日の読売新聞によりますと、被害者(?)は、中央省庁、メガバンク、自動車メーカー、弁護士など。2015年2月20日時点で、少なくとも30件が確認されたとのこと。おまけに、少なくとも2年以上に渡りネット上に公開されていた模様、踏んだり蹴ったり。融資先の経営状況を詳細に流出させたメガバンクなどは、致命的でしょう。タダほど怖いものはない、とはまさにこのことです。

この事件には、二つの問題があります。メインは、誰もが思うインターネット上の無料サービスによる情報漏れの問題。サブは、翻訳ソフト(機械翻訳)の能力の問題です。

インターネットの安全は、海外での安全確保と同じと思うべし

事件を引き起こした無料サイトは現地中国人による運営とのことですが、無料でおびき寄せて利用者の入力内容公開⇒閲覧者を増やし広告収入アップなんて、なかなかイカした商売です。

無料の便利ソフトをインストールしたと思ったら、いつの間にか起動しているBaidu IME(百度(パイドゥ)日本語入力ソフト)。このソフト、その仕組みを知らずに使えば、入力内容がすべて中国に無断送信されるというバグ(?)があることが明らかになったのは記憶に新しいところです。2014年1月13日の読売新聞によれば、全国の都道府県と政令市のうち29府県市で、1000台以上の公用パソコンにパイドゥIMEが使われていたとのことで、ワタシもアナタも個人情報は中国に「ダダ漏れ?」状態だったのもしれません。

Baidu IMEは、レノボのパソコンにプリインストールされていることもあったようです。2015年2月20日のYOMIURI ONLINEによれば、またまた、レノボのパソコンに、広告強制表示や電子証明書偽造などを行う悪質なアドウェアがプリインストールされていることも判明。

グーグルの無料翻訳も、情報の集積により翻訳精度を向上させる仕組みですから、どこでどう情報が漏洩するか、一抹の不安があります。

良くも悪くも中国は国を挙げて情報産業を育成

蛇足ですが、中国のインターネットには、通称「金盾」という検閲システムがあるそうです。実際に中国からメールを1通送ると、同じメールが2通に増えて時間差で相手先に届くことがあります。ですから、筆者は、中国出張時のメールには、当局が「敏感」な語句は入れないことにしています。シーチンピンちゃん=中国共産党批判はご法度、現地法人ありますし、入国拒否されるわけにはいきませんので(笑)

つづく

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