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いいかげんなくせにどうでもいいことにはこだわる人民気質 日本の領収書には赤いハンコがなきゃダメのお話 May 25, 2015 (Mon)

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ハンコと言えば、最近、もうひとつすったもんだがあったのでした。「赤いハンコ」のお話です。

赤いハンコがないとダメあるヨ

とある企業の視察で、珍しく、現地政府から私たちの視察同行費用(航空券代)が出ることになっていました。そう約束されていたので、加藤がネットでCAの航空券を手配し、その後、プリントアウトした日本式領収書を提出したら、「赤いハンコがない!」と騒ぐではありませんか。

「赤いハンコもなにも、提出したものが唯一の領収書であり、それだって、二度と出ません。日本では、プリントアウトされた領収書でもレシートでも、正式な領収書です。ANAとかのまともな航空会社でも同じです」

「だったら、その会社に行って、赤いハンコを押してもらってくれ」と言うので、

「そんなシステムもサービスも、日本にはありません。だって、それで正式に通用するんですから。もしかして、カラープリンターで刷ればよかったってことですか?」

「いや、ちゃんと押印しないとダメ」

こんなときの殺し文句

相手も引かないので、私は言いました。「それでは、Zさんが個人的に肩代わりしてください。お約束は守っていただけると信じています」

⇒「信じています」は、中国人にはけっこう効きます。メンツのかたまりですから。

そうしましたら、彼、「自分は理解できるが、財務部には通じない。それじゃあ、こうしよう。チケットも送るように。そのセットでなら認めよう」と。

そこで、半券をPDFで送ったら、今度は、「チケットに金額が印字されていないっ」といちゃもんメールが。

「チケット送るように言われたから、ようやっと探してそろえて送ったんですけどっ。チケットに金額が印字されてるなんてあるんですか?日本ではありませんよ、んなもの」涼しい顔して答える加藤。

結局、規則なんてあって無いようなもの

日本式領収書ぐらいは要るだろうとは思っていましたが、予め明確な条件を言わず、後からあーだこーだと難癖つけるのは、人民の悪いクセです。

それでも、あくまでも「赤いハンコ」にこだわる彼。中間管理職で立場上たいへんなのでしょう。彼本人はOKでも、トップがそれでは許さないのでしょう。そこで、歩み寄ってあげる私たち。

「赤いハンコだったらなんでもいいんですよねぇ?」

「まあ、そういうこと」

「ウチのハンコでも?」

「大きな声では言えないが、ここだけの話、財務部も日本語読めないから・・・」

って、漢字でしたら読めるとは思いますが。ウチの略称は横文字ですが、正式名称は漢字です。

「んじゃ、領収書にウチの赤いハンコ押して送りますよ」

ウチの角印は、字数も多くてけっこう立派です(笑)というわけで、堂々とウチの角印押して現地に送りつけ、どうやら現地口座に入金されたであろうことをもって、この件は一件落着したのでした。

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