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いいかげんなくせにどうでもいいことにはこだわる人民気質 中国での日本本社実印の扱いのお話 May 24, 2015 (Sun)

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「サイン」の次は、「法人実印」のお話です。

現地開発区担当者宛に、とあるお客さんの企業名称仮登記申請書一式を送付したときのことです(中国では、会社設立の最初の手続が商号仮登記です)。

そうしましたら、「このハンコは実印ではない。実印を押すよう何度も言ったはずだけど」と感じ悪~いいちゃもんメールが。

ちょうど加藤は中国出張で留守だったため、署名押印に関するやり取りは番頭が行いました。そのハンコ、確かに、小さくて、会社名も入っていません。こんな初歩的ミスを犯してしまったとは・・・あ~。

大失策なのか

番頭が涼しい顔して言います。「だって、あの会社はあれが会社の実印なんだもの」「たまーにあるんだよ。めったに見ないけどね。こだわりとかあって、社名入れてない実印。でも、日本では会社の実印は(大きさ以外は)なんでもいいってことになってるからね。個人の実印か会社の実印かと聞かれて、会社の実印と言ったらあれだった」

「そーいえば、そーだよね」と、ほっとする加藤。

早速、現地に強気でいちゃもんメールしたうえで電話する加藤(現地役人はメールなんて見ませんから)。そうしたら、あくまでも社名が入ったものでなければダメという答え。

不毛な議論が始まるあるヨ

「ほら、よその会社はみんな、何々会社って入ったハンコでしょう?あれが実印でしょう」と担当者。

(んなことは、日本人の加藤のほうがよく知ってるわい)

「大部分の会社はそうだけど。でも、日本では、実印に会社名を入れなければいけないという法律はなくて、会社の自由なんですよ。あれがあの会社の実印です。要求されても、ないものはないです。あなたの政府の手続きで必要とされているのは実印じゃなかったんですか?それとも、なんでもいいから会社名が必要ということですか?どっち?」

しばらく考えて、歯切れ悪く「会社名よ」

こんなんですから、その後のトラブルも予想して、ついでに畳み掛けます。

「でしたら、この会社のはたぶん、角印になります。当然、実印ではありません。しかも、円形じゃありません、四角です。それでもいいでよね?まるくなければいけないってことないですよねぇ?だって、実印ではなく、会社名が必要なんですもんねぇ?」

「いいわ、社名があれ・・・」

「それから、ご存じのようにここの社名はカタカナです。それでいいですよね?だって、ちゃんと社名入ってますからね」

「英語の・・・」

「ありません」

もしそれを作れと言い出したら、加藤は、「あなた方が勝手に作ればいいだけのこと」と言うつもりでした。そんな傲慢はまかり通りません。日本の企業が中国の要請に合わせてABCの印鑑作るなんて、んなバカな。

結局、認めさせればいいのだ

相手の話はどれも途中で遮り、自分の言いたいことだけ言う加藤。感じ悪いニホンジンと言えば、ワタシ。だって、中国語ペラペラではありませんから、ここは相手に最後までしゃべらせない=自分のペースに持ち込むことが大事です。

実印を要求したのに、結局、○○会社の字面がほしくて、会社名が入っていればなんでもいいと言う中国人。どーでもいいことにこだわる中国人。

「今度、手作りハンコセット買っておこうか。カタカナの社名とか、実印が変わってる会社用にさ。で、★つけて作っちゃうの。社名が入ってりゃなんでもいいんでしょ?」と番頭。現地政府のどうでもいいような要求をお客さんに伝えるのではなく、日本のお客さんの利益に合わせて現地とバトルし、かつ創意工夫するのが正しいコンサル?

つづく

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