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勇気百倍・元気の出るWEBLOG
ある日のこと、ウチのりなちゃん(100キロ♂: 番頭またの名を共同経営者)が言います。 「あれだね、中国語上達しないのは、いつもキミにくっついているからだね。たまには、北京に単独出張しようかなぁ」
「うん、そーしなよ。でも、言葉の修行ということなら、北京はハードル高いかもねぇ」
「そーだよね。紹興じゃオレのほうが通じるしね」
???
「だってそうじゃん。キミ、いつも紹興で、タクシーの運転手さんに、どこ行くの?って聞かれて、『世茂(シィーマオ)』って答えたって、相手は、『はぁ?』じゃん。二度、三度言って、やっと、ああ、『すーまお(世茂)』ねって(笑)」
「なんで『シィーマオ』をわざわざ『すーまお』って訛らせなくちゃいけないのさ?」
「訛ってるのはキミなの。アナタなまてるアルね、『すーまお』アルよ!って、いつも直されてるじゃん(笑)。『てぃんぷとん(听不懂: 発音が聴き取れない、言葉が通じないの意味)』って言われないだけいいよ。んなね、カッコつけて北京かぶれの中国語なんか話すからだよ」
「カッコつけてるもなにも、あたしゃ北京で(中国語)覚えたから、そり舌音(中国語特有の発音)のない地方の中国弁なんて話せない。『世茂』は『シィーマオ』」
「いいんだよ、『すーまお』で。オレなんか『すーまお』だから、一発で通じるもんね~。『しゃおしんだ すーまお(紹興的世茂: 紹興の世茂)』に『酢ー酢ー酢ー(四十四?)』だよ!」
「それって、ただの日本語だよ。北京じゃゼッタイ通じない、絶望的・・・(絶句)」
「そーいえば、前、ヴァン(中国男子)と北京の四川省政府レストラン行こうと思ってタクシーに乗ったとき・・・ほら、ヴァンは江蘇省出身でしょ。いくら運転手さんに行き先言っても、通じないの。かわいそうになるぐらい。だって、彼、中国人だよ」
「北京の人間は、バリバリの北京語(中国の標準語(普通話)は北京語がベース)しゃべれないとバカにするからね。あいつら、通じてたって、『てぃんぷとん』なフリする。キミもかわいそーに。北京じゃ『(四声足りなくて)南から来たのか?台湾から来たのか?』とバカにされ、南に行けば(自称本格派が)『訛ってる』と発音直され・・・(笑)」
「ウルサイ、ほっとけ」