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戦う日本人企業家のための
勇気百倍・元気の出るWEBLOG
2008/04 初掲載
日本では、ある一定期間子どものいない夫婦に対して、「赤ちゃんは?」と尋ねることに非常に遠慮があります。というよりはむしろ、禁句でしょう。義理のお母さんがお嫁さんに聞くことさえはばかれます。
ところが、中国人は、子どものいない夫婦に、他の人もいる前で、「なぜいないのか?」と平気で聞いてきます。そして、「なんなら、いい病院を紹介してあげようか?」には開いた口がふさがりません。顰蹙を親切だと信じて譲りませんので、救いようがありません。
親切も度を越すとよけいなお世話になってしまうということ、デリカシーのない発言が相手を深く傷つけるのだということが、中国人は、何度説明されても理解できないようなのです。そっとしておくこと、触れないことの価値や美学は通じないのです。相手に悪意がないだけに、よけいにたちが悪いのです。
こんなとき、中国人とのあいだに遠い隔たりを感じ、私たち日本人は、どっと疲れてしまうのです。