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勇気百倍・元気の出るWEBLOG

Tag Archives: 中国人とのつきあい


中国ビジネスマナー入門 その27 通情達理

書を楽しむ人@北京景山公園

2000/12 初掲載 中国人は非常に面子を大事にする民族であると同時に、「通情達理(情理にかなう)」、つまり人情と道理の両方にかなうことが正しいことだとする価値基準があります。孔子の説いた「中庸の徳」です。 中国人と外国人が、その文化の違い・価値観の違いから折り合いがつかないとき、中国人はこの「通情達理」に従い、両者の面子の保たれる方法、両者がともに納得のいく方法を探し出そうとします。私たち日本人が「通情達理」の精神を大切にしようという気持 …


中国ビジネスマナー入門 その26 郷に入りては郷に従う

郷に従えというけれども@上海川沙

2000/12 初掲載 中国に限らず外国においては、基本的にその国の習慣に従うこと、その文化を受け入れようと努力することがマナーだと思います。ビジネスのうえで「日本ではこうだ」と押し付けることは避けたいものです。 例えば、社員を一堂に集めて頭ごなしにお説教する姿から、日本の軍隊を連想する中国人は多いそうです。戦争を実際に経験していない若い世代でも、30代以降の中国人なら、教育や映画を通して日本軍の卑劣さを徹底的に教え込まれています。その後現在 …


中国ビジネスマナー入門 その24 中国人家庭のおもてなし

ウィリーの自宅@北京前門

2000/12 初掲載 家族を自らの核とし、一家団欒を人生の楽しみとする中国での最高のおもてなしは、やはり家に招待することでしょう。ビジネスにおいて一般の家庭に呼ばれることはそう多くはないとは思いますが、それだけに、招待されることは相手にとってあなたが重要な人物であることを示します。 中国人のおもてなしは形としては食事だと思います。ふだんより贅沢な心のこもった食事が用意され、歓迎の意を表してくれます。それを喜んで食べることが礼儀です。また、食 …


中国ビジネスマナー入門 その21 いざ宴会!

乾杯!@山西省太原

2000/12 初掲載 滞在日程によって宴会や食事会の内容・回数も異なってきますが、滞在中、まず中国側の招待を受けることになります。お客をもてなすことは中国人の礼儀です。その招待は素直に受け、滞在期間に余裕のある場合は、お返しの宴会または食事会を設けましょう。 主催者が日本側の場合、会場はあくまで中国側の好みに合わせましょう。しかも、ランクの高いお店を選ぶことが相手に対する礼儀と敬意となります。となると、やはり高級な中国料理が …


中国ビジネスマナー入門 その20 宴会は本音の商談

食事に招待された@河南省濮陽

2000/12 初掲載 中国のビジネスでは、企業対企業を超えた個人対個人の人間関係が最も重視されます。一見遠回りのようですが、各々が個人レベルでの人間関係をていねいに地道に築いていく努力が、実は成功へと導く早道なのです。 そんな中国での商談は、宴会で始まり宴会で終ると言っても過言ではありません。宴会はおもてなしであり、会議では表れなかった相手の真意を知り、本音で話をする機会でもあります。会社での立場を超えて個人的に語り合い、そこからもつれた糸 …


中国ビジネスマナー入門 その18 結婚式に呼ばれたら

ハネムーンに向かう車@北京宣武門のホテル

2000/12 初掲載 結婚式は中国人にとっても人生最大のイベントです。家族が一番、イベント好き、写真好きの中国人ですから、レンタル衣装と写真撮影セットなどの結婚産業は大繁盛のようです。撮影は日本のように室内とは限らず、屋外で行われることもしばしばです。北京市内の公園の芝生で真っ白のウエディングドレスに包まれた花嫁さんが幸せそうにポーズをとっている姿を、私も何度か見かけたことがあります。 ところで、中国で結婚式に呼ばれたらどんな服装をしていけ …


中国ビジネスマナー入門 その3 坊主頭の「お嬢ちゃん」

ヤンヤンとJJ@北京

2000/12 初掲載 奥さんをほめるより、子どもをほめるのが無難です。中国では、2~3歳ぐらいまでの乳幼児は、夏になると男の子も女の子も坊主頭である場合があります。髪が短いからといって、必ずしもオトコの子ではありませんので、これもご注意! …


中国ビジネスマナー入門 その2 奥さんをほめたらダメ!?

イメージ写真(結婚式@紹興)

2000/12 初掲載 日本ではよく、(男性が)「きれいな奥さんですね。」となにげなく相手の奥さんをほめますが、中国ではこれは禁物です。先方の奥さんに気があると思われてしまうからです。もしほめるのなら、「よく気のつく方ですね。」とか「賢い方ですね。」などと言うのがよいでしょう。 …


中国ビジネスマナー入門 その1 失敗しないおみやげ選び

最近は日本の基礎化粧品も

2000/12 初掲載 中国では、おみやげの内容・豪華さは、相手をどのくらい重要視しているかの表れとなります。相手の肩書きによって、いくつかの段階に分けて用意しましょう。 おみやげ選びのタブーは、 中国製 どんなに高級なブランド品であっても、靴下やタオル、ハンカチなどの日用品 置時計と掛時計(発音から縁起が悪いとされている。ちなみに腕時計や懐中時計はOK) 受けのいいおみやげは、 3万円前後…mdプレ …


麻里子の麻は「麻煩(マーファン: 厄介)」のマー

麻煩子(まーふぁんつ)@横浜赤レンガ倉庫 2007

中国で、私がいつも恥ずかしく思うもの。それは、「麻里子」という自分の名前です。 父と母が争い、アミダくじの結果、母の考えた「麻里子」になったというなんともいいかげんな名づけられ方ですが、日本ではそう悪くはない名前だとは思います。ほめてくれる人もありますし、発音も字もまぁまぁ気に入っています。「Mari」なんとかという名前は世界中にありますし、その意味ではグローバル? 麻煩 けれども、中国ではコレはいけません。麻里子だけはいけません。どうせ「 …