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2017 Yearly Archives


新幹線と中国高速鉄道に「優劣の差」は存在するのか=中国報道

日本のE2系がベースのCRH2型@丹陽駅

2017年1月18日付「Serchina」では、「新幹線と中国高速鉄道に「優劣の差」は存在するのか=中国報道」と題して、中国メディアの捜狐の記事を紹介しています。中国の高速鉄道の総延長はわずか9年で1万6千キロに及び世界第一位であること、日本の新幹線とは細かいサービスの違いはあっても技術上の優劣はないことを主張しています。 日本人からすると、技術の低さを原因とする自主開発断念の後、高速鉄道の技術を各国から「パクった」(技術供与とも言う)のだから …


中国ビジネスマナー入門 その14 運転手さんへの食事代

屋台で朝食の中国人も多い@北京宣武門

2000/12 初掲載 会社には専用の運転手さんがいるものです。彼らの食事代を給料に含める場合、またなにかのときに食事代を渡す場合に、あまりに少ない金額は避けましょう。私が北京にいたころ、「いくら中国人だからといって、自分は屋台ではものを食べない!彼ら日本人は僕を馬鹿にしているのか?」と怒りを訴えた人がありました。例えば宴会などで待たせる場合、大衆食堂での食事代よりも多い、一人当たり30元から50元ぐらいが適当です。 …


中国ビジネスマナー入門 その13 冬のミニスカートはタブー?

冬のミニスカートも普通@北京国貿

2000/12 初掲載 最近は日本では以前より少し長めのスカートが流行っていますが、真冬にミニカートをはいても誰も咎めません。けれども、中国では冬のミニスカート( =中国語では「あなたを迷わせるスカート」と書きます)は「商売女」と見られてしまいます。そんなのセクハラだわ!ファッションは自由よ!と叫びたいところですが、そこは郷に入りては郷に従え、です。実際、中国の女性は冬はパンツ姿で街を颯爽と闊歩しています。冬の中国へ出張に行かれる女性の方は、ぜ …


中国ビジネスマナー入門 その12 大切にしたい中国人とは

市井の人たちとの交流@北京火車駅

2000/12 初掲載 信頼できる中国人とはどういう人たちでしょう。 たとえあなたにお金や地位がなくても、あなたを好きだからよくしてくれる人。いいことばかりではなく、ときにはあなたに注意し、あなたを批判してくれる人。できないことはできないと、きちんと言う人。あなたとけんかしてでも理解し合おうとする人。あなたと苦労や思いを共有しようとする人。友だちや家族のように、損得なしであなたに関わろうとする人。あなたが本当に苦しいときにこそ手を差し伸べてく …


中国ビジネスマナー入門 その11 中国であなたを守る武器

イメージ写真(人の言葉に惑わされない@大連)

2000/12 初掲載 中国人は野心家でもありしたたかでもあり、私たちがその本心をすぐに見抜けるほど単純な民族ではありません。そういったトラブルを避け、なにが本当なのか、なにを信用したらよいのかを見極めるための得策はありませんが、結局は次のように正面から中国と向き合えるかどうかだと思います。 ひとつは、中国語を理解しようと努力することです。その努力は、中国人・中国そのものの全体的な理解にもつながります。狡さや悪巧みを持った中国人にとって、中国 …


中国ビジネスマナー入門 その10 こんなあなたが危ない!

この中に日本人は何人いるでしょう@上海浦東空港

2000/12 初掲載 あなたに対する誉め言葉の羅列に酔ってしまうこと。なにせ交渉術に長けた中国人です。あなたにうまく取り入るためにヨイショすることぐらいはお手のものなのです。 中国側の「熱烈歓迎」に単純に感動してしまうこと。日本人の純粋な感激の気持ちを利用して自分たちの思い通りに事を運ぶための社交辞令であることも多いのです。 なんでもできるという中国人の言葉を鵜呑みにしてしまうこと。なんでもできるはなんにもできないことであ …


中国ビジネスマナー入門 その9 悪い人はどこにもいるもの

イメージ写真(郊外の朝@北京)

2000/12 初掲載 中国語がわからず「金のなる木」である日本人は、ときとして中国人に利用されます。ほめ、おだて、いかにも味方だ、尊敬しているというふうに接してきます。けれどもそれは、日本人に地位とお金があるからこそです。そういう種類の中国人は、自分たちの目的達成のために、尽くすふりをしながら巧みに利用し、支配します。 人というのは本来弱いものです。また、島国であり、外国から侵入された経験を持たず、他民族や他国とのどろどろとした確執に慣れて …


中国ビジネスマナー入門 その8 家族主義とコネの関係

一族の食事会に招かれた@紹興

2000/12 初掲載 個人主義の中国とはいっても、それは欧米のように宗教に基づいた神に対する自分という意味ではなく、家族・血のつながりに基づいた、あくまで家族あっての個人という意味での個人主義、言い換えれば「家族主義」ということになるかと思います。 日本的な家族主義が企業や学校といった家庭外の社会単位にあり、同一共同体の他人との共生・調和にこだわるのに対して、中国の家族主義は純粋に家族・身内を単位としています。厳しい歴史を生き抜いてきた中国 …


中国ビジネスマナー入門 その7 人脈と人の和

イメージ写真(食事に招待される@紹興)

2000/12 初掲載 個人の利益の追求と徹底した自己主張をする反面、対価を求めず相手を助ける心、和を大切にする心のあるのが中国人であるといえます。一度信頼関係を結ぶと、家族のように尽くしてくれるのが中国人なのです。 ビジネス上でなにか突発的な問題が起こったとき、それを解決する原動力となるのは、結局はそれまでに築いてきた大小の人脈だといえるでしょう。「大」が家族のようなつきあいのある中国人だとすれば、「小」は知り合ったばかりの中国人かもしれま …


中国ビジネスマナー入門 その6 個人主義の国

イメージ写真(地下鉄駅前@北京双井駅)

2000/12 初掲載 中国人は、会社に対する忠誠心よりも自己の能力を生かせることを重視します。同じ業務ならより給料の高いところで働きたい、と彼らははっきりと主張しますし、常にステップアップのチャンスを狙っています。そして、同じ会社内での噂流し(中国人は噂好きです)、ライバルに対する陥れなどは日常茶飯事です。中国人にとっては自分がいかに有利に立つかが大事であり、自己主張と自己顕示欲の非常に強い、自己の正当性を曲げない民族だといえます。 また、 …