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毎日が三越事件?いまも昔も、中国ビジネスの落とし穴は中国人愛人 その2 June 27, 2014 (Fri)

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当時、その合弁企業の日本人総経理の周りには、複数の中国人愛人女性がいたと聞いています。少なくとも、日本語のできる秘書A(当時、北京在住の日本人男性と交際・婚約中)と、日本語のできるカラオケバーの女性Bの二人がいました。実際には単なる雇われ社長であっても、中国人女性にとっては、日本人総経理=権力とお金の象徴です。

中国人愛人に骨抜きにされた日本人総経理

日本人総経理を骨抜きにしたのは、カラオケバーで出会ったほうの、貧しい農村出身の女性Bです。彼を疎ましく思う日本語のできる中国人男性社員Cによって仕組まれたBとの出会いでしたが、仕組んだほうのあてがはずれ、日本人総経理と愛人Bは暴走し始めます。愛人Bの投入により総経理を操る予定だったのが、総経理の寵愛を得て絶大な権力を手にしたBが、総経理だけでなく、その中国人社員Cをも支配しようとします。

総経理は、Bに夢中になっていただけでなく、絶対的な信頼を置いていました。彼は、Bを間接的に社内に入れ、また、その父親にまで援助を施し、会社を私物化していきました。そして、会社の商品をBを通じて横流しして、個人的に商売を始めようとしていたのです。

表向きはお互いに信頼しているふうに見せながら、総経理と男性社員Cは常に騙し合い、陥れ合っていました。そして、総経理は、Cを地方に追いやります。また、彼は、会社に対する背任ともいえる自分の企てが露見することを恐れ、善良もしくは能力のある中国人社員を次々とクビにしていきました。帰国させられた日本人社員もいました。それもこれも、愛人Bの意図だったかもしれません。彼自身に邪悪な考えがあったらこそですが、それがうまく響き合い、Bに洗脳され、仕向けられていったのでしょう。

日本本社は見て見ぬふり

善良な中国人を「青酸カリを飲ませてやりたいぐらいだ」と怒りに震えさせるぐらいの悪巧みを、愛人Bが次々と企てても、また、善意で彼に注意する中国人がいても、総経理は一切聞く耳を持たず、ひたすらBを信じ、また、関係者を彼女に従わせようとしました。すべてがBの思うがままでした。彼にとっては、愛も肉欲も野望もいっしょくたであり、彼女の意思こそが善であり、正当なものだったのです。

社員でもない愛人女性に多大な権限を与え、会社を私物化する総経理に怒りを覚えた中国側が何度日本本社に訴えても、日本側海外事業部は相手にしなかったそうです。気づいたときあるいは、手を打とうとしたときにはすでに手の施し用がなく、その総経理の次に送り込まれた中国人総経理もまた、会社を私物化し、日本側が参加する前に中国側が土台を築いていたこの合弁企業は、やがて撤退へと追い込まれます。

つづく

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