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戦う日本人企業家のための
勇気百倍・元気の出るWEBLOG
日本の国はよくなりませんね。トヨタの名誉会長・・・創始者の孫(豊田章一郎氏)と仲がいいんですがね。それがおもしろくて、「君の提言のしかたがまずいんじゃないの?日本は全然よくなってないよ」と。安倍さんはお金ばらまいているけれど、借金は増える、貿易赤字は増える・・・2020年までもたないでしょうね。
円はガタ落ちだし。日本に来る人は喜ぶかもしれませんがね。円安になっても、日本の市場は拡大しません。クルマも然りです。しかも、中身が悪くなっている。若い人の初任給が20万円とか、20年前と変わらない。上海で日本車を探すのは大変。遠い外国の企業に負けるのか?だから、ここをつくったわけです。
小さな部品の47%は日本から持ってきますから、コストがかかります。コスパが悪くなっています。日中関係の悪化だけじゃないんです。韓国、欧米のクルマは5~6万元からある。日本のクルマは1割以上高い。それは、(部品製造会社が)中国に来ていないから。ですから、生産は各社にしていただきますが、あれが困る、これが困るという部分をJAPICがサポートしますよ。
技術あるところは半分ぐらい。早くたたむか、技術磨くかでしょう。企業は大きくならなければ意味がない。淘汰されるわけです。高齢者もあんまり長生きしていてはいけませんし、僕も80歳過ぎたら死のうと思ってるけど、カワイイ女のコ見たいな~と思うし。
僕は1ヶ月に1回は日本に帰ってますが、日本にうちの窓口あっても、来ない企業は来んよね。PM2.5とか、鳥インフルとか、ブタが流れたとか・・・。家内は中国キライで、遊び以外は来ません。だから、帰るたびに家内とケンカですわ。「トヨタの中で僕が一番長く中国におったんや。亭主とテレビ、どっちを信じるのか?」と。でも、最近は言わなくなりました。家内も「マスコミのほうがおかしい」と言い出しました。
※本記事は、2014年4月22日に日本自動車部品工業団地での懇談で伺ったお話について、グローバルビジネスを志す企業にとって重要な示唆に富んでいると思われましたので、再構成して掲載するものです。従いまして、東和男氏、丹陽市日本自動車部品工業団地および関係機関等の公式な見解でないことにご留意くださいますようお願い申しあげます。