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The Interview 中国ビジネスリーダーに訊く 東和男氏@日本自動車部品工業団地(JAPIC) その1 February 20, 2015 (Fri)

東和男氏略歴

1947年兵庫県姫路市生まれ。大阪大学基礎工学部機械工学科卒。1970年トヨタ自動車に入社、主に自動車ボディーの生産技術開発に携わる。1990年英国工場立ち上げのため、ベルギーに生産技術部を設立し駐在。1993年中国部主査に就任。1994年より北京副総代表、天津副総代表、成都首席代表、天津首席代表を経て、2001年に上海首席代表に就任。2007年トヨタ自動車を定年退職。その後も同社上海首席代表を務め、2008年からトヨタ自動車(中国)投資有限公司プロフェッショナルパートナー。2011年同社を退職し、丹陽市とのコラボにより日本自動車部品工業団地(JAPIC)を企画、東龍日聯(丹陽)企業管理有限公司董事長兼総経理として運営に携わる。

JAPICさんの表の看板に、浦和・・・という字が見えたのですが。

埼玉の会社は5社入っていますよ。

ご出身はどちらですか?

私は関西の人間です。姫路出身です。

中国でお仕事されるようになったきっかけは?

会社には40年いましてね。中国の仕事は20年前から。前はヨーロッパにいたけど、中国でやりたいと言って。理工だけど、中国が好きで、漢文はいつも100点だったんですよ。最近は新幹線で北京へ行ったり、南京へ行ったり。北京・上海に行けば、トヨタの人が迎えに来てくれます。いま、北京でモーターショーやっていましてね、きのうはプレスでした。

40年以上トヨタに勤めていたので、いまだに関係があります。トヨタの関係でいろんな人に会いました。昔は偉い人にもたくさん会いました。そのときの人脈が生きています。いま、偉くなっている人もいます。上海には10年、日本人会の副会頭もしましたから、日中双方の知り合いが増えました。

上海トヨタ会には80社加盟しています。そして、いまがあります。こういうことをやるようになりました。上海近辺の5つの市の経済顧問もしています。鎮江もそのひとつです。頼まれてやっているので、態度がデカイんですがね(笑)

海外ではいかがでしたか?

65ヶ国行きました。ただ、僕はアンチ・アメリカでしてね。アメリカは大嫌い。原爆落とした国だから。

文藝春秋(2014年3月号)の記事についてはいかがですか?

今回も、僕の話のとき、マスコミもいろいろ来てくれていたけど、中国を悪いと思っている。(日本の)政治家は考えが浅い。それに加担しているのが(日本の)マスコミ。文藝春秋も朝日も、僕が言っている本当のことは絶対書かない。朝日とは縁切りました。毎日や読売は中立だからいいけど、去年の記事で頭にきましたよ。日中関係の悪化で、日本から南京や上海に送った設備が止まって困っている、ということだけ載って・・・。日本が行く先間違えなければいいですが。

つづく

※本記事は、2014年4月22日に日本自動車部品工業団地での懇談で伺ったお話について、グローバルビジネスを志す企業にとって重要な示唆に富んでいると思われましたので、再構成して掲載するものです。従いまして、東和男氏、丹陽市日本自動車部品工業団地および関係機関等の公式な見解でないことにご留意くださいますようお願い申しあげます。