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勇気百倍・元気の出るWEBLOG
反日とはいいますが、中国人=反日なのではありません。農村から地方都市、地方から都会に出てきて不満のある若者、中国の政治体制に不満のある一部の人が反日に転嫁するのであって、日本好きとは言えないまでも、実際は日本に興味津々の中国人が大多数だという事実は知っておく必要があるでしょう。そして、個人対個人の関係がすべてのもとになるということも。
ウチが個人的に倉庫の管理を依頼している地元男性。先日、「倉庫は問題ないよ」との報告メールに、「もしよかったら、日本美食を買ってきてもらえないかな?」なるリクエストが。で、日本美食ってなにかと思ったら、「かりんとうや大福、梅干」ですって。お安い御用です。めったにない日本人とのつながりを楽しんでいるのでしょう。親戚やご近所に配る分まで用意していこうかな、と思っている私です。
東日本大震災直後に北京の現地法人に向かった私。そのとき、「日本の人たちに心からお見舞いを言うわ」と私の手を握ってくれた会計士の先生の慈悲深いまなざし。彼女がその会計事務所を辞めたいまも、おつき合いは続いています。最近、久々に会いましたが、「いまは日中関係も微妙だけど、解けない氷はないわ」。震災直後、現地のあらゆる新聞が日本人の秩序正しさと品格を賛辞していたことを、ほとんどの日本人は知りません。
前々からウチへの入社を希望しているとある頭脳明晰な男子。彼とウチとは相思相愛の関係なのですが、様々な事情があってなかなか結ばれません。年に1、2回、クリスマスや新年などにメールをくれるのですが、震災直後には「大丈夫?」。反日暴動の真っ最中には、「いまは絶対に上海に来ちゃだめだよ」。淡々とした短いメールにこめられた彼の思い、心からありがたいと感じます。
北京の幹線道路のひとつ、建国門大街。そのすぐ裏手の中国人住宅街の一角にある市場。一番番頭(またの名を共同経営者)と、八百屋の店主女性にあれこれ聞きながら食材を仕入れていましたら、「アナタたち、韓国人?」。日本人が来るなど想定外なのでしょう。「イイエ、日本人~」。以来、私たちが行くたびに彼女はにっこにこ。私たちは自動的に彼女のお得意さんになったのでした。今度は建国門大街北側の露天の果物屋。「君たち、日本人でしょう?」「ううん、北京っ子だよ」「ウソだぁ~」「なんでウソだって思うの?」「だって、中国語が・・・(訛ってる)」「ほんとはね、韓国人~、アンニョンハセヨ~♪」「それもウソでしょーが」「なんで?」「だって、君たちの話してる言葉、日本語だもの」「しかたないなぁ、日本人ってことにしとくよ」「やーっぱね」と笑う彼。どちらも反日暴動後のお話です。