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人脈のおすそわけいたします? 中国ジモティーネットワーク October 31, 2013 (Thu)

ウチはコンサル会社ですが、コンサル部門以外にも、メンテ部門、不動産部門、運輸部門などがあります。イエ、どれも社外部門ですが。

中国では個人と個人のつながりが大事

メンテ部部長は、建外SOHO物業管理会社修理部署のHさん。いつも親切に修理してくれた腕と人柄を買って、そして、切れた蛍光灯ひとつ替えるにも、個人的に頼んだほうが大幅に安かったりして・・・ 日本人的には少しアレ?でも中国的頼りになる部署なのです。

不動産部部長は、以前は建外SOHOの不動産会社勤務、現在は隣の大望路駅で不動産会社老板しているCさん。ウチが最初に建外SOHOにオフィスを借りたときに彼が仲介、更新時の家賃交渉で親身にフォローしてくれたことがきっかけで、いまではすっかり友だち、日系の立場に立っての物件探しや家賃交渉を一緒にサポートする間柄です。

運輸部門はよりどりみどり。利用してみて、運転技術・人柄ともによかったタクシー運転手さんをピックアップして電話に登録。早朝に空港に向わなければならないとき、前日に電話して予約、迎車してもらいます。

現地でちょっとした困りごとがあったら・・・ オフィスや住まいの電気が切れても、日本人にはその電球がどこに売っているのかさえわかりません。また、賃貸契約や家賃交渉は、日本人の最も苦手とするところです。街中でもタクシーがつかまる保証のない国ですから、当然、大切な場面でよいタクシーを確保できる可能性は低くなります。

困ったときに使う庶民の人脈

上記は一例ですが、ウチではこんなふうにして、様々な職業のフツウの中国人との出会いやコミュニケーションを楽しみ、その地元つながりを大切にしています。もちろん、彼らは本業で力になってくれるわけですが、たとえば北京で病気になったとき、誰かに連絡すれば、誰かはきっと来てくれるでしょう。日本人にとって身に危険があれば、知らせてくれたり、助けてくれるでしょう。その安心感はなににも代え難いものです。緊急時に、現地社員に連絡がつくとは限りません。自分を守ってくれる人は多いほどいいのです。

そして、ウチの地元スタッフ、公安に友だち・コネがあって、なにかあれば民事であっても警官+パトカーを動員できる実力の持ち主。一度ありがたく利用させていただきました。

中国での人脈・コネとは、政府役人や有力者との関係をいうのではありません。そんなものは、利害関係があれば簡単に作れます。中国ビジネスを生き抜くための人脈とは、個と個の関係に根ざし、いざというときに親身になってくれるなんでもない人たちとのネットワークを指すのです。

設立準備から足掛け4年。その間にコツコツと作り上げてきたジモピー仲間リストは、ウチの宝であり、強みです。「こんなことできる人、いる?」。そんなときは、ご遠慮なくお声掛けください。人脈のおすそわけ、いたします。