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日経「中国人とうまくつきあう10の鉄則」に「出典元の了解を得ずに掲載」の件 その3 March 15, 2014 (Sat)

出版にとって盗作・無断転載を認めることは死刑判決なんだそうで

日経新聞社・日経BP社とはスムーズに話が進み、当該サイトや雑誌には、「加藤麻里子国際法務事務所のウェブサイトと同一の文章が含まれている部分があり、日本経済新聞社と日経BP社の調査の結果、出典元である同ウェブサイトの著作権者 加藤麻里子の了解を得ずに掲載した箇所があることが判明した」との共通認識で、「日経ビジネスアソシエ」誌面での告知、サイトからの記事削除、サイト上での同様な告知(2週間)ということで解決をみたのでした。

微妙なのは、「加藤麻里子の了解を得ずに掲載した箇所がある」との表現です。一般人の気持ちとしては、「盗作」であるとか、「無断転載」と表現してほしいところです。日経新聞社の立派な社屋に招かれて、編集長と話してみたところ、新聞や出版にとって「盗作」や「無断転載」は死刑判決に等しいものなのだそうで、わざとやったことではないし、「ま、いっか」的に妥協してきました。日経アソシエの編集長の、「(あなたの書いたものは、)経済価値は高い」とリップサービスにイイ気持ちになったのも事実ですが・・・

中国人の著作権・知的財産権に対する意識は低いので

また、中国人とうまくつき合う10の鉄則の記事は、中国ビジネスに関わってきた2人の女性(日本人・中国人)に記者がインタービューして、本人からもらったメモなどをもとに記者が構成したものだそうです。「了解を得ずに掲載した箇所」の2箇所は、中国人女性のパートだったとのことで、一般に、中国人は著作権に対する意識が日本レベルにないので、しかたがないかなというのもありました。

つづく