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2008/04 初掲載 隣の部屋とドアでつながっているホテルの部屋。コネクティングルームのことではありません。隣の部屋との壁にドアがあって、そこから知らない人たちの(大きな)話し声が全部聞こえてきたときの驚きは、ほとんど恐怖でした。 ジョークではありません。シャワーをしようと栓をひねると、水が部屋にまで流れてきたのは、シャワー室の床に水勾配がなかったためで、その一件をめぐりホテル側と問答をした末、一同睡眠3時間になってしまったのでした。 器 …
2008/04 初掲載 親戚や友人を招いてゆったりと食事をし、楽しく歓談して過ごすだけのスペースのあるマイホームを持つこと―それが、中国の人々の一般的な夢です。人とのつながりを大切にする中国人にとって、人を心からもてなすことは、人生の共通テーマでもあります。 ビジネスでは、決して「熱烈歓迎」という言葉に惑わされてはいけませんが、中国人が生まれながらにしてホスピタリティ(相手を心からもてなす精神)を持った民族であることもまた事実です。彼らは基本 …
2008/04 初掲載 中国人女性は、豊かになるといでたちが派手になっていきます。スタイリッシュに進化する女性は少数派で、大多数は単なる勘違いハデ女に成り下がるのです。そしてなぜか、背が高くてスタイル抜群のドハデな女性×ずんぐりむっくりしたいかにもさえない男性(でもお金持ち)、というカップルが非常に多いのです。それは、北京も上海も同じです。 また、建設ラッシュの中国ではありますが、高層ビルはやたらと金ぴかしていますし、ビルの玄関や最上階あ …
2008/04 初掲載 中国語はとても美しい言葉です。例えば、雪のひとひらを「雪花」と表現する中国語がいかに浪漫(ランマン =ロマンチック)であるかは、同じ漢字を使う国の私たちにはよくわかります。そして、音楽のようだとも言われる中国語は、耳にとても心地よい言語でもあります。 名前もそうです。男の子には「雪飛」「建発」「聡慧」など、未来や成功、あるいは強さや雄々しさを感じさせる字を使うことが多く、女の子には「麗虹」「俊艶」「雪蘭」など、女らしく …
2008/04 初掲載 中国で幅を利かせている牛乳は、「蒙乳」というネーミングの牛乳です。これは、企業名でもあったかと思います。そして、たしかこの企業は、中国の優良企業です。 「蒙乳」は、真空パックに入った、おそらく1パック350ミリリットルぐらいのもので、とっても濃くて甘くてまったりとした牛乳です。牛乳好きの人にはたまらないおいしさのようです。 ところが、地方都市のホテルでの朝食のバイキングなどでは、牛乳の代わりにスキムミルク(脱脂粉乳) …
2008/04 初掲載 日本で買ったトイレットペーパー 日本で買ったフリーズドライ食品・カップ麺 中国でも戦える毛の生えた心臓 ずばり、これが中国地方出張に欠かせない三種の神器です。 北京・上海のホテルでも、トイレペーパーの量はしけていますが、地方都市はそんなものじゃありません。1ロールは、1巻きの1/2~1/3が通常です。ティッシュペーパーにいたっては、数枚ということもあります。中国ではおなかを壊すこともありますし …
2008/04 初掲載 裁判所に訴えるぞ! 政府に言いつけるぞ! 謝罪と賠償をしろ! 以上三つのフレーズが、中国人にクレームをつけて戦わなければならないときに必要な言葉です。いえ、心配には及びません。日本語でOKです。要は、こちらが本気で怒っている、なめんなよ~、という態度をはっきりと示すのが大事だということです。 中国人が自分の非を認めないのはふつうのことです。それどころか、あくまでも自分を正当化してきます。けれ …
2008/04 初掲載 日本では、ある一定期間子どものいない夫婦に対して、「赤ちゃんは?」と尋ねることに非常に遠慮があります。というよりはむしろ、禁句でしょう。義理のお母さんがお嫁さんに聞くことさえはばかれます。 ところが、中国人は、子どものいない夫婦に、他の人もいる前で、「なぜいないのか?」と平気で聞いてきます。そして、「なんなら、いい病院を紹介してあげようか?」には開いた口がふさがりません。顰蹙を親切だと信じて譲りませんので、救いようがあ …
2008/04 初掲載 日本より先に携帯が発展した中国は、携帯事情は、常に日本の一歩先を行っています。行くたびに、日本ではお目にかからない機種にも出会います。けれども、その一方で、ホテルのトイレットペーパーが、初めから1/2ロールしかなかったり、ティッシュペーパーが10枚ぐらいということもあるこの矛盾、この激しいアンバランスさが、中国という国の闇を端的に物語っていると思います。 …
2008/04 初掲載 中国人は、スーパーのレジでも書店のレジでも、平気で割り込んできます。ですから、中国人が並ばない人種であることはよくわかっているつもりでした。 けれども、朝便の搭乗手続の際に、それまで数ヶ所しか開いていなかったイミグレーションのブースが、一気に開いたときのことです。中国人たちが、ロープをまたぎ、我先にと一斉に走り出したのを見て、あっけにとられ、恥ずかしくなってしまったのは日本人だけではないでしょう。 …