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安かろう悪かろうの中国品より、高くたって安心安全ナットクの日本製 July 27, 2013 (Sat)

一緒に政府開発区の日本代表処を運営している顧問先役員が、上海・紹興の出張から帰国し、その間の動きを報告し合いました。

コモディティこそ品質は日本メーカー製品の独断場

(日系の)クルマや機械の現地生産の割合が落ちることはともかく、医薬品、日用品、衛生用品、飲料水等を扱っている日系には撤退してもらったら困る、というのが中国の本音のようです。現地日系でも情報が錯綜している・・・と前置きしたうえで、逃げていく企業は逃げていくけれど、これから進出する企業は進出していくだろう、ということでした。

「中国経済失速のニュースとは裏腹に、中国人の消費欲は絶好調!」でも触れていますが、やはり昨年の反日暴動をきっかけに、マスコミに煽られて、あるいは時流に乗って中国進出する時代は終焉を迎え、ようやく企業の意思で進出する時代に突入したというわけです。

衛生用品、飲料水ねぇ・・・そういえば、と先日の北京出張を思い起こしてみる加藤。

このような場で書くのが適切かどうかはわかりませんが、いつもは日本から持参するものの、このあいだ、初めて純中国製の生理ナプキンを購入してみた加藤。超市(スーパー)には、日本以上に多種類の商品が陳列されています。中国(内資)製が多くを占めますが、日系製品もあります。セブンイレブンでは主に日系製品、快客などの中国系コンビニでは、双方扱っています。パッケージや雰囲気を見る限り、中国製も日本製とかわりません。なかなかのものです。これは期待できそう~♪

ところが。開けてびっくり!しばし言葉を失う加藤。これはいったい、いつの時代のもの?面積だけはやたら広いものの、その広さが用をなさない作りというか、設計というか、仕様というか、とにかく、これじゃムリっ!というわけで、ユニチャームを買いに走った加藤。高くたって、ああ、やっぱり安心の日系製~、これでなくっちゃ。ついでに。中国では、いまだに日本のようなポケットティッシュは存在しません。紙ナプキンです。

食品も価格競争を超えて日本のものが好まれるという現実

同じコンビニで目に留まったおいしそうなジュース。よく見ますと、そこには燦然と輝く「JAおおいた」の文字が。それは輸入物だったのですが、レジへ行ってびっくり。なんと、14元もしたのです。350ミリリットルぐらいでです。通常、ペットボトルの清涼飲料水は3元~4.5元ぐらいが最多価格帯です。にも関わらず、翌日陳列棚を見てみましたら、何本かあったそのジュースはきれいに売れてなくなっていました。加藤にとっては超贅沢品のこのジュース。おいしくて安心の日本製となれば、14元×レート1元17円×日本の物価に換算すればその3倍の感覚=714円!したって、中国人は投資しちゃうんですねぇ。