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公園へ行こう!北京を歩こう!団結湖公園編 June 19, 2013 (Wed)

意外なようですが、北京にはたくさんの公園があります。中国人は、通りの使い方もふるっていますが、公園を散歩していますと、日本人とはまた違った過ごし方をしていることに気づきます。通りが自分たちの居間ならば、公園は自分たちの庭といったところでしょうか。それは、北京の住宅事情も影響しているのかもしれません。

日光浴する人、昼寝する人、ベンチに腰掛けひとり池を見つめる老人、ひとりで、あるいは数人でおしゃべりしながら何時間もそこで過ごすのであろうお年寄りたち。杖をつきながら散歩する夫婦、ベビーカーを押すカップル、ジョギングする女性、ボート遊びをする親子。回廊には友人同士やカップル、ゲームに興じる男性たち、子どもや孫のお守りをする女性たち、笛の練習をする人、世間話で盛り上がる人。向こう岸からは、トランペットや二胡の音が聞こえてきます。

老若男女様々ですが、特に多いのがお年寄りです。みな、近所の人たちでしょう。憩いと木陰を求めて、仲間や語らいを求めて、もしかしたら、毎日決まった時間に訪れるのかもしれません。北京の人たちにとって、公園で過ごす時間は特別なものではなく、日常のひとコマのように見えます。

池と柳が北京の公園の定番

北京の公園といえば、たいてい池と柳がセットになっています。そして、私のイメージする北京の夏といえば、池に垂れる柳の涼やかな姿です。そこは、ビルの谷間に浮かぶ静かな別世界。3ヶ月見なければ様子が変わってしまうと言われる北京において、初めての滞在から17年経ったいまも変わらないもののあるのはうれしいことです。

私の訪れたことのあるのは、有名どころでは、頤和園(北京市の西北: 言わずと知れた西太后のお庭、文化遺産)、景山公園(故宮の北: 故宮全景を見渡せます)、北海公園(故宮の西北: 池と柳、蓮が美しい)、什刹海(北海公園の北: 洗練されたスポット)、北京大学(勝手には入れませんが、夢見るように美しい)、そして、ここ団結湖公園ですが、この夏は、世界遺産の天壇公園や、芥川龍之介も訪れたという陶然亭公園にも行ってみたいですし、そのうち北京の全公園を制覇したいと目論んでいます。

それも夢ではありません。だって、北京は碁盤の目ですもの。地下鉄はどんどん路線が増えていますし(バスはかなりハードル高いですが、地下鉄は初心者もOKです)、道路はどの通りの名前もはっきり書かれていますし、地図さえあれば、超方向オンチの私でも没問題です。どこまでも、ずんずん歩いていけます。歩けば歩くほど、北京が見えてきます。