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The Interview 中国ビジネスリーダーに訊く 奥村真幸氏(紹興市上虞区経済顧問) その2 February 24, 2015 (Tue)

ご出身は関西ですか?

滋賀です。頻繁に日中を往復していますが、日本にいるときは、休みの日は畑仕事もしていますよ。草を刈ったり(笑)

奥村さんは中国好き、海外好きですか?

アメリカが好きでした。30歳ぐらいから行きたかったですね。勤務先だった三菱電機が、アップルやデルとつながりがありましたから、いつかは・・・と思って。最終的には、最後のほうでちょこっと出向できましたがね。それと、台湾へも。

日本では、55歳になれば辞めてくれと言われます、給料高いですし。でも、いまは、不満タラタラ言いながらも(笑)、他の日本のメンバーと楽しくやっていますよ。

ところで、どのような経緯で紹興上虞へいらしたのでしょう?

私の知る香港に駐在していた日本人が成都に行ったときに、日欣科技園の董事長と知り合ったそうです。董事長は紹興上虞出身ですから、故郷のさらなる経済発展に貢献したいということで、誰か日本人はいないか?と。そして、定年退職してふらふらしている日本人がいますよ、と紹介されたわけです。

紹興市上虞区人民政府の経済顧問になられたわけですね。

そうです。3年ほど前からですかね。でも、日欣科技園が紹興上虞日本工業園をつくってからは、ほとんどこちらの仕事をしていますね。

紹興の上虞には駐在日本人は多いですか?

出張ベースが多いですね。大手日系も日本人を置いていないケースもあります。

実際の進出企業の投資規模はどうでしょう?

上海のコンサルタントや自冶体の方々とも話すんですが、やはりいま日本の中小企業は資金がありません。投資金額は2000万円~3000万円が多いですね。円が安くなってみなさん苦労されてます。でも、私のところは大歓迎です。工場は1000平米からですが、希望があれば500平米の工場も可能です。

「小さく産んで大きく育てる」です。それから、上虞の建成区には化学系工場が128社ありますが、ぜひとも日本の技術を使って、廃水や空気汚染を改善したいですね。

日本企業の皆様にぜひ紹興上虞日本工業園のPRをお願いいたします。

紹興上虞日本工業園は、ただ単に「来てください」ではなくて、合弁相手やビジネスパートナー探しや販路開拓もいたします。上虞は他の工業園区と比較しますと、駐在日本人は少人数ですが、日本人スタッフと中国人スタッフの「連携」から生まれる手厚いサポート、人的資源あるいは「人」には自信があります。

ワンストップサービス体制が整っていますので、企業様が工業園の外の役所においでにならなくとも手続が完了いたしますし、法律、会計、投資、会社設立、就労ビザ、人材雇用に対しても、相談のエキスパートをそろえておりますので、安心してお任せください。

また、使い勝手のよい平屋建て、天井高10メートル、ホイストクレーン取付可能の標準工場も自慢です。是非一度上虞へ来られて、ご自分の目で当工業園区を確認していただきたいと思います。

※本記事は、2014年5月14日(東京丸の内)の当JiBIzとの懇談でのお話について、書き起こして掲載するものです。奥村真幸氏、紹興市上虞区政府および関係機関等の公式な見解でないことにご留意くださいますようお願い申しあげます。