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タクシー楽しむなら助手席で! 北京タクシー事情 July 17, 2013 (Wed)

北京でよく見かけるタクシー(会社)は3種類です。グリーンとベージュのツートン、ネイビーとベージュのツートン、エンジとベージュのツートンです。

中国ではタクシーは普通に乗車拒否する

中国でタクシーを拾うときに気をつけることは、三つ。まず、大都市であってもタクシーがつかまるとは限りません。雨の日や夕方は、何十台通っても乗車中のときがあります。

次に、いま走っている車線と逆方向にはなかなか行ってくれないということです。たとえば、西に向かいたいときに、東に向かっているタクシーでは乗車拒否されます。行き先を知らない場合も、フツウに乗車拒否されます。

そして、正規営業の上記タクシー会社であっても、客待ちタクシーにはご用心ということです。地下鉄の出口などでは、よくお客を物色している目つきの悪いタクシーがたむろしていますが、こういう運転手はたいていろくでもないので要注意です。遠回りしたり、メーターが壊れたと言って料金をごまかしたり、不親切だったりなどします。

北京では初乗りが7/1より10→13元、2009/11から燃油サーチャージがかかるようになりました。1元が2元になり、この3月には3元になり、6月には1元に下がり、領収書にサーチャージ表記がされるようになりました。空港から朝陽区の国貿あたりまでは、トータルでおよそ90元(うち高速代10元、サーチャージ1元)、所要時間は30~45分です。

中国に慣れたらタクシー乗車の定位置は助手席

加藤は、タクシーでは助手席に座ります。中国人はみなそうしていますので、マネっこというわけです。そのほうが運転手さんとの会話も楽しめますし、道案内もしやすいです。

北京首都空港から市内に向かったときのこと。寝不足もあって、眠りこけてしまった加藤。おまけに東南と東北を間違え、運転手さんに行ったり来たりさせる始末。けれども、イライラせずに、あっけらかんと対応してくれた彼。一見フーテンでいいかげんそうな運転手さんが、実は親切だとわかったのでした。そういえば、彼は安全運転でもありました。優良ドライバーリストに追加するべく、早速いつものように名前と連絡先を聞き出して、帰国日にも予約。北京の運転手さんは、別料金なしで気軽にハイヤーに応じてくれます。

二度目は会話も弾みます。なんでも彼は、北京の西、六環路の外に住んでいて、バスで1時間かけて出勤するそうです。「私、東京の北(の埼玉県)に住んでいるけど、東京の中心から家までは20キロないから、これが北京だったら三環路だよね~」と言ったら、彼も大笑い。「シートベルトしないの?高速で事故ったら確実にあの世行きだよん」「んだね」「日本ではシートベルトは義務だよ」「中国でもそうだよ」「え~~、初耳!」。中国ではシートベルトなんて誰もしていませんし、車線変更でもめったにウィンカーを出しません。