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勇気百倍・元気の出るWEBLOG
真夏の北京は、暑い日は36度ぐらい。緑のアーチが木陰をつくる住宅街はまだいいのですが、植物の見当たらないCBDの中心 建外SOHO一帯は、ビーチかコンクリート砂漠そのもの。日焼け止めもサングラスも日傘も帽子も、ムダな抵抗という感じです。けれども、人民たちは、老いも若きも熱中症とは無縁のようです。そもそも、日本人がヤワなのかもしれません。
曇りの日は27~32度ぐらい。けれども、湿度が88%にもなったりします。そして、年間を通して降水量の少ない北京にも、夏だけは雨が降ります。夏の雨は恵みの雨のはずなのですが、いいお湿りだワ♪なんて喜んではいられません。道路の冠水という恐怖が待っているからです。いえ、別に大雨でなくても、フツウ程度の雨でもです。庶民の住宅地だけでなく、CBDのど真ん中でも、歩道でもです。
クルマが街中の「川」で溺れたり、日本からのお客さんのスーツが台無しになったり、お気に入りのレザーサンダルが濁水にハマって大騒ぎしたり(加藤)・・・などなど。
ですから、雨の降りそうな日は、ビーサン持参もしくは、ビーサンはいて出かけるようにしているのですが(北京の女性は、晴天の日も、ラブリーなワンピース×ビーサン派多数です)、大事な靴は守ることができても、足を守るには心もとないビーサン。「ちょっと擦り傷でもあったら、こりゃ破傷風かも」なんてブツブツ言いながら、臭いドブ水を避けて歩こうにも、よける場所がないっ!
この光景は、北京だけでなく、中国の都市全般に言えるようです。器モノや見えるところにはお金に糸目をつけないけれど、道路排水や下水道といった地味なインフラには手を抜くのが中国流。
朝陽外大街の朝外SOHOからの帰り、うなり声あげながら、加藤を轢き殺す勢いでやってきたのが、道路の水を吸い上げている(?)のだか蹴散らしているのだか(?)している道路清掃車2台。
抜本的な解決を図らずに、小手先で処理しようというのがいかにも中国らしいのでした。